生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

相対

編んでるマフラーの話ばかりになるけれど

僕の話を聞いてほしい

元は誰のために編んでたっけ

それすらきっと不明瞭

思い付きと均一価格の毛糸

僕はいつだって

季節を追っていたくって

秋には秋らしくマフラーを編んでいた

今年のハロウィンは

きっと去年のハロウィンよりも楽しくないだろうね

去年は何も無かったけれど

マフラーの編み方は一つしか知らない

編み針も棒針だけ、それ以外は知らない

毛糸も太いものしか使わない

色も一種類、一辺倒

最近月は三日月で

ということは知らぬ間に満月を過ぎていて

空も見上げない程足元に魅力があったかといえば、そういう訳でもない

早くそこそこに寒くなってほしいけれど

あまりにも寒いのはなんか違うし

寒いなら寒いで鍋を食べなければならない

もう料理すら作れない体なんだけど

これはきっと体が悪いんじゃなくて

めちゃくちゃな精神と僕の酷いクズ加減が悪いんだ、そうだ、うん、そうなんだ

大学に通うのもいよいよ困難になって

それはそうだね、さっき言った通り僕がだめだから

少人数クラスの講義が、酷く苦手でしょうがなくて

家の中にいるのに吐き気と頭痛と痛みが本当に酷いんだ

これもきっと仮病なんだよね、そう、僕が悪い

マフラーばかり編んでいたっていつまで経っても完成しやしないのに

なんて非生産的なんだろう僕は

同じ編み方でしか僕はマフラーを編めない

それも同じ動画を見て

何かを、何かを作るか覚えるか何というか少しでも生産的なことをしないといけないという強迫観念がひたすらに僕を圧迫する

無駄なことばかりなのに、気の抜き方もわからない

毎日ずっと張り詰めて、切り詰めて

財布の中から誰かが見ている

カーテンの隙間から光が刺さる

バスで動く人間が僕の失敗を待っている

服での失敗も許されない

横を向いて前ならえ出来ない人間は人間ではないと言われる

僕は当たり前でなければいけない

何かを乱してはいけない

取り乱してはいけない

少しでも弱点を晒してはいけない

その言葉にどの言葉に傷ついていけない

冗談だと言われれば笑わなければいけない

僕がどれだけ何を思ったか提示してはいけない

僕の失敗を反転してはいけない

何もかもをやめては行けない

止まってはいけない、動いてはいけない

いけないいけないいけないいけない

ああ早く

早く

早く言って、

お願い、早く

その水を飲んではいけない、と