生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

凍傷

糸を引き寄せて編む

どこでもかしこでも

電車の端、バスの奥

毛糸がなくなったらどうしよう

それに、編み終わったらどうしようか

この糸の束を僕はどうすればいいんだろうか

ひたすら安い毛糸を買い足して編んで編んで

1度作ったマフラーと色が似てることを思い出して

少し手汗が滲んでしまうけれど

また編んで編み直して

そうして編み終えてしまわないように

いっそ、マフラーをやめてしまおうか

これをスヌードにして

まるでメビウスの輪みたいに

薬指が死んでしまうような

そんな季節を夢見て

僕は糸を手繰り寄せ

途中まで編んだ塊をまた解いて

解いてまた編んで

そうしてるうちに

そうしないうちに

何だか今まで思いもしなかったけど

僕に文字の仕事が来たらいいな、と思うようになる

僕の比喩をお金で買われてしまえばいいと

そうしてまた

解いて、

編み直し。