生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

意思

手が固まった

まるで彫刻みたいだ

感覚は未だない

美術の教科書に出てきた手をふと思い出す

僕の手なんかとか似ても似つかないけど

iPhoneのカメラロールに保存するほど

好きだったなあ

固まった手は動こうとしない

筋肉痛や変な痛みが手に走る

両手が固まったものだから

何も出来そうにない

元から何をする予定もないけれど

夕方はバイトがあるから

それまでに治りさえすればいい

バイト前はいつも腹痛胃痛頭痛吐気がするから

これもその一部みたいなものだ

別にバイトのことそこまで嫌いなわけじゃないはずなんだけど

いつもそれはやってくる

両手が固まって早十分

右足首が動かない

そろそろ危険を覚えてくる

右足が一気に押し寄せる波のように凝固していく

そしてその波が左足の内太ももにじんわりと広がる

なんとか動ける左足を擦るように動かした瞬間

身体が大きく傾いて蹌踉ける

ガックンと大きく斜め向こうの方向に倒れ込む

ふと見ると僕の手はポキンと折れてはるか向こうの方まで吹っ飛んでいる

大きく打った右足もバラバラとあちらこちらに散らばって

僕は静止した

腹の方まで固まってきた

ぶくぶくと血液が抵抗をやめていく

なぜ意識があるのかもはや分からない

胸の方を内臓を

波が押し寄せて飲み込ん…