生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

他問他答

結局のところ、僕とはなんであるか。
突き詰めていったら底に、小さな塊がお山座りのような姿勢で沈んでいるのが視えた。その塊は、崩れ溶けかけながらも何とか人の形を保っているようである。顔の方をそうっと覗き込んでみると、そいつは不可解なことに僕の昔のすきな女の顔をし、ここに居座っているようであった。たかだか20年の生の中で重ねられた深層なぞ、たかが知れていることであろう。僕が自分の深層を覗かざる得なくなったのは、紛れもなくこの女のせいであり、突き詰めていったところ、僕はこの女なしでは自分をも見出せないほど、深層までこの女に変貌していた。