生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

生物

何もかもを失った

何もかもが必要だった

僕には食べ物が、僕には水が、僕には人間が、僕には体温が、必要だった

何もかもを一挙に手放した

手放しなさいと誰も言わなかった

何を持っていても陰口を叩かれた

何も持っていなくても嘲笑われた

呼ばれてもいないパーティに

出席しないと虐められた

僕が何を話しても気持ち悪がられた

僕という存在がただただ個々で此処で孤独で誤読で

群れに入れない違う動物みたいだった

何をしていてもずっと寂しかった

何も手に出来ず、ただひたすら苦しかった

劇物はそれを和らげた

一瞬それを飛ばした

即物的な快楽は、安心感は刹那は

僕をコンマ数秒分楽にした

それは人の体温で唇で抱擁だった

もっともっと楽になりたくて

人をひたすらに求め続けた

僕だけの人を僕だけのあなたをきみを、

でもそれは誰にも許されなくて

あなたもきみも僕を拒絶して

拒んで憎んで気持ち悪がって突き放して裏切って破って捨てた

僕はただの遺棄物だった

広告を非表示にする