何処にいても僕を蝕む
君の白い首
何度も捲って確かめたその腕
確かな血管がその下
声で生存確認をしなくては
僕のものだと証明が欲しくて
早くその首に傷をつけて
服の下、無数の不確か
どうやって縛ればどうして掴めば
僕はやっとそれを認められる?
僕のなんだと何をしても分からない
不安で不安で不安で仕方がない
可笑しくなりそうだ
徹夜明け、クマのできた目の下
苛々苛々吐き気が止まらない
片っ端から殴りつけてしまいたい
衝動も欲情も何もかもただ君だけのものなのに
独り占めをするのは君だけなのに
可笑しいだろう、どうして手放すの
こんなにもずっと不安で溢れそうなのに
苦しくて苦しくて締まる首に死んでしまいたいのに
生かせるのは君だけなのに