生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

目覚める

朝四時に目が覚めた

電源の切れた携帯と、知らない男が隣に横たわっていた

本当に知らない

こいつが誰かも分からないし、心当たりが微塵もない

昨晩は死にそうな程の頭痛と吐き気に襲われ、フラフラと足を引きずり帰ったはずだ

どこにも寄っていなければ、誰とも話をしていない

女なら、まだ、まだ分からなくもないが男だ

全く意味がわからない

こいつが何者なのかもわからないし、暗くて顔も見えない

待てよ、音が聞こえなさすぎる

こいつから寝息の音は愚か、少しも動いた音がしない

ただ固まったようにそこにいるだけだ

こいつは一体なんなんだ

むくむくと起き上がってきた恐怖を何とか押さえ込み、男の肩に触れ、顔をのぞき込む

肩は異様に冷たくて、顔は暗くて見えにくい

動くのが億劫だとはもう言えないと覚悟を決めた僕は、勢いよくカーテンを開けた

柔らかで微かな光が部屋になだれ込む

その男 は 僕と同じ顔をしていた