生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

帳は騒々しく、又等しく青く

 どうやら昨晩の邂逅は

まだ誰にも気付かれていないらしい

夜中まで及んだそれは

この世界を根底から覆してしまうような

そんな滑稽さを孕んでいた

最近時間が二秒遅れていることに気がついた

やがてそれは三秒になって

今は42秒の手遅れ

針が少しずつズラされる様な

軸をまるごとブレさせるような

そんな芸当が出来る男を僕はただ一人知っている

そいつはニヤリと笑って

「バレたか」

そう一言いってわざとらしく舌を出した

僕はその男を飼っている

神様、詐欺師、教祖様

人間はいろんな名前であいつを呼びたがる

僕はそんな仰々しいものがそいつに相応しくないことを知っている

だからこんな僕に飼われようとするのだ

僕はそいつに和名をつけた

ペットの名前にセンスがないのは今に始まったことじゃないけど

こいつは人間の形をしているし人語を介すから仕方がない

こいつは芦ケ谷

綺麗な音で泣き、世界そのものを好き勝手できる可笑しい男だ