生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

ジャラ銭

バイト中、異変に気付いた

小銭が酷く汚いのだ

どれも黒ずみ、真っ黒になっている

端の方など、ほとんど読めない

インクなのか、何なのか

なんの汚れかも全くわからない

客が金を支払う

僕はそれを義務的に受け取る

その小銭もまた、酷く汚い

同じバイト仲間は、それをさも当然かのように受け取る

どれも汚く汚れている

なんだか奇妙に思い、レジからするりと抜けてみる

納品されたばかりの厚いダンボールを開け、中身を品出しする

ダンボールは乾いた手をスパりと切り落とした

血がじわじわと染み出してくる

それは真っ黒で

小銭を汚したやつと同じ色をしていた