生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

あのこ

最近働き始めたバイト先にあの子が来た。

中学の時に憧れたあの子。

足が早くて短距離選手の綺麗なあの子。

一瞬で目を引いたけれど、あの子だとはわからなかった。

陸上部内では割と嫌われていて、女友達によく陰口を叩かれていた。

足が細く華奢で、背が高くとても綺麗だった。

絵も上手で雰囲気が独特でどこか同じ田舎の人間ではない空気だ。

それもそのはず、あの子は転校生で、小学校の時からまるでファッションモデルのようなオシャレな服をさらりと着こなしていたのだ。

どこに行っても少し浮く、そんな子。

20歳になったあの子は、ふわふわの羽のガウンを腕を通さず肩にかけて、まるで何処かの夜会から抜け出たようなワンピースを身に纏う。

ヒールはあの子を高く見せる。

母親を待つ間、ショーケースを縫って歩く。

あの子は綺麗だ。

きっといつまでも。