生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

ペット

ママが犬を飼ってきたの。

よく晴れた日曜日のこと。

とっても大きくて少しうるさい。

躾のなってない犬。

ママが「これは"犬"よ」っていうから、クラスのえみちゃんとこの犬とはちょっと違うけど、可愛がることにしたの。

だけどママは犬のことをよくぶったりするから、私もママに倣ってぶってみたわ。

パパがいなくなってから犬が来て、寂しさが少し減ったからいいかなって。

パパがいなくてもいいかなって。

私がいない時に、口のとこにつけたキラキラをママが取ったら犬は大きな声で叫ぶの。

うちの犬は賢いからちゃんと人間の言葉が使えるのよ。

ママは電話先で、パパを奪った女の話をしていたけれど、難しくてよくわかんない。

うちにいるのは、ママ、そして、メス犬、それだけ。

これはもう犬だから、人間じゃないって。

ママはそういって、もう1度首を絞めたわ。

これはもう犬だから、こんなに長い足は要らないわよねって。

人間みたいな足を切ったわ。

顔はもうよくわからない、赤く腫れて不細工な顔をしているから。

パパは帰ってこないわ、ママももう帰ってこないの。

私の隣にいるのは、鎖に繋がれて静かな犬だけ。