生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

存外

甘ったるい俗世に絡まれ天使をやめた。
つまらぬ欲情に身を絆されて、ふと気付いたら堕天している。
これからのこともよく分からぬまま、世渡りが上手いことだけを取り柄にした。
天使を辞めれば手に入ると思ったものがある。人間になってなおさら其れは遠ざかっていった。
僕みたいな男が世の中にはわんさかいるそうで、若いだけの柔らかい体は今日も誰かの胸に抱かれている。
呼吸を止めて、この魂ごと食わせてもいい女がいた。

そいつは他の男と心中したが、たった一人生き残ってしまったようで、今は別の男と上澄み液のような愛を啜っている。

僕を堕としたこの女が、僕に薄汚い劣情を仕込んだこの女が、憎んでも憎みきれぬほど未だに愛しい僕は、もう戻れぬ程人間なのだと鳴いた。