生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

運命

百合子と知り合って4ヶ月。

少し立ち止まってみると、もう言い逃れのできないくらい外堀が埋められている。

付き合ってはいない。

付き合ってはいないんだ。

第一、僕には好きな人がいる。

それは確実に百合子じゃない。

なのに毎朝のおはよう、毎晩のおやすみ。

周りの友達への根回し。

そのどれもが、百合子を彼女かと錯覚させるには十分だった。

極めつけはまるで僕からのプレゼントかのようにツイートされていたティファニーの指輪。

あんなもの、週二の雇われシステムエンジニアに買えるかよ。

好きな人のTwitterアカウントが凍結したらしい。

新しいアカウントが鍵付きで出来ていた。

怖がる彼女が可哀想だ。

震える彼女がモニター越しに見える。

今日もばっちり可愛い。

パソコンの扱いが弱い彼女。

壊れたパソコンを持って僕の店に来た彼女。

カメラが彼女の生活をずっと教えてくれるね。

最近百合子が付き纏うから、彼女の生活がちゃんと見られない。

分からないと不安で苦しくてしょうがないんだ。

彼女の玄関の扉が開く音。

うるさいハイヒールの音。

僕のストーカーの百合子。

彼女の頭が割れる音。

モニター越しに目が合う異常者。

百合子はとっても幸せそうだ。

僕はストーカーの……