生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

無駄遣い

四月にして、まだ電気毛布で布団を温めて寝ている。

誰かの体温が布団にある幸福を知ってしまってから、自分ひとりだけの体温では満足出来ない体になってしまった。

 その癖、風呂上がりにはあれだけ温めた布団の温度が嫌になって暑苦しさに蹴飛ばしてみたりする。

これはかなりの電気の無駄遣いだ。

そもそも私は人の体温のある布団などが本当は嫌いであり、ダメだったはずなのだ。

兄弟、親、友達、全ての体温が嫌いだった。

安心もできなかったし、しんどかった。

自分以外の体温に違和感を感じ気持ち悪くなった。

それなのに、

この体温は心地がいい。

柔らかく優しく僕の体が安心を覚えてしまっている。

そんなんじゃだめだ。

もしなくなった時の、もし、が来たら!

僕はきっと耐えられない。

不確定要素に身を委ねることが出来ない。

だから幸せに耐えられない。

だから幸せになりたい。

だから永遠が欲しい。

だからずっとを聞いて、

だからそっとそばにより、

だから震えるこの汚い手を、

だから、

だからのないただの幸福を、僕に。