生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

はっぴーえんど

長電話をするようになったのは、用事の延長でかけた一本の電話からだ。

なんだか酷く切るのが惜しくて、僕からつまらない話題をひたすらに振ったことを覚えている。

相手は同じ大学の彼女持ち。

スラリと伸びた手足が、生きるために最低限必要なほどの太さで折ってしまいそうになる。

白くて細い指でコントローラーをいじって欲しい。

赤い噛み跡を残してしまいたい。

そんな女が毎朝僕に電話をかけてくる。

「おはよう」

他愛もない話だ。

びっくりするほど中身はないし、遠距離恋愛の恋人のようなそんな会話内容だ。

それかもしくは親戚の妹。

だんだんこの女に彼氏がいることがわからなくなる。

そしてその度狙ったような彼氏の話題に思い知らされる。

僕は一体どこに向かっているんだろう。

もう何もわからない。

そんな中、またかかってくる。

僕を錯覚させるその音が止むことはない。

もう既に病んでいる。

僕はもう音が怖い。

全てを奪いそうな。

その女も僕の日常も、たった一つの正義も何もかも根こそぎ奪っていく女の一過性が。

本当に怖い。

死んでしまいたい。

その中に沈んでしまうくらいなら。

僕が僕でなくなるくらいなら。

何も手に入らないのならば。

たった一つすら思い通りにならないのであれば。

こうまでしてやっと大切なものを殺してしまう僕は。

どうして生きていなければならないのか。

生きておいて、そうやって堂々と酸素を吸って、吐いて。

わざとらしいくらい肺を膨らませて。

汚い体を、口を、思い通りに動かして。

一種のロマンスに。

長年の自殺願望に。

僕はこの劣情を重ね。

歩くはずだった式場を。

死んでしまった絶対神を。

僕から奪ったそんな僕を。

許しはしない、愛しもしない。

だから殺すしかない、死ぬしかない。

それ以外に解決法を知らない。

馬鹿の一つ覚えのように、息を止めて。

さあ今すぐ、息を止めて。

吸わず。

それだけ。

それだけをして。

さあ、早く。

今すぐ。

最後の自分の意思で。

自由意志で。

死ぬんだ。

僕よ。

今だ。

飛べ!!