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生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

Sleeping Beauty

僕は彼女の高い体温しか知らない。

静かに寝息を立て、無防備に身体を布団に沈め、熱くなる体を持て余す姿を。

 柔らかな肢体を少し傾げ、僕を見ないふりするその姿しか。

彼女の熱は僕に移り、身体の芯を熱で埋める。

熱い彼女の身体とは正反対に冷えゆく末端、死んでゆく感覚、閉じない瞼、僕のことを認識しない彼女。

かけたままの眼鏡、傷んだ畳、僕の敷布団、僕の部屋。

知らない彼女。

誰かの彼女。