生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

鉄板でタップダンスを

大学の女と異常なまでに趣味が合う。

まあ素敵ね、運命的ね。と耽美的に捉えられる男でもないため、この女はどこからどこまで僕のことを知り尽くしているのだろうと疑問に思った。

どマイナーなアニメタイトル。世界戦争の話題。忘れ去られたお笑い芸人。

何をどう話しても僕のあとをぴったり捕縛するかのように「私もそれが好き」とのたまう。

だんだんこの女は何らかの機関の諜報員で、共感を武器に僕を落とし僕から何らかのものを得ようとしているのではないか、と考えるようになった。

馬鹿な僕はこれを"スパイされごっこ"だと楽観的に思った。

僕はただの圧倒的カモだ、女と話せるだけで妙に舞い上がり、情報もなんだって話せてしまう。

生年月日に始まり、はては携帯の暗証番号まで。

口の回ること、とどまり知らず。

僕が質問に答え、後出しじゃんけんの如く解答を合わせてくる彼女に慣れ始めた頃、突然LINEに知らない女からメッセージが届いた。

「カードを買ってってLINEが届いたんですけど、LINE乗っ取られてません?」