生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

ソウメイ

あなたのお気に入りの 白いパーカーには僕の経血が ベッドの端から溢れるのは 抑えきれない嫉妬とその説 生皮剥いでもそれになれない 微笑と傲慢で愛は死ぬ 枕元に置く着用済の布切れから 誰の匂いもしないこと 死後はゼンニン あなたは人じゃない 震えが止…

まつ

(君の)錆にもならぬ僕の命が パチンと弾ける音がした 君の名前を呼ぶ度に 寿命が削れればいいのに 消費されても尚消えぬコンテンツ 恋愛って言うんだろう 振り向き様に被った青色 春の匂いと酷い刺繍

相対

編んでるマフラーの話ばかりになるけれど 僕の話を聞いてほしい 元は誰のために編んでたっけ それすらきっと不明瞭 思い付きと均一価格の毛糸 僕はいつだって 季節を追っていたくって 秋には秋らしくマフラーを編んでいた 今年のハロウィンは きっと去年のハ…

変質

朝の駅のホームのレールのその深い舌の奥を 覗き込んでしまうのは そういう癖があるのは 高いビルや階段の上から飛び降りてみたくなるから高い所が怖いのと 同じだったような気がする きっと同質で遺棄的なものだ ホームで並ぶ時、一番前になりたくないのは …

はれ

他人のかさぶたをベリベリと剥がす 僕じゃないから、痛いところがわからない 際限なくかさぶたの奥の皮膚まで剥がす 痛がる顔で我に返る、返るだけ 皮膚だけ剥いだらどうなるだろう その下のピリピリとした血管すら きっと君は綺麗なんだろう その君が誰かも…

買ったばかりのゲームにも手をつけない データを速やかに移行しては破棄す 縦折山折を完全無視して鶴だけを折る 落書き帳に講義の板書きを書く 定期代で溝蓋を買う 家には溝が一つもない 団地の横で泣く猫の横腹を凝視す 蠢くは赤子か隣人か 何も知らないと…

寝言

暴論の上に暴論 伏線の下に伏線 破水したようだ僕の夢が 柔らかく煮込んだ左耳みたいだ 相乗効果で自殺を誘おう 君んとこの猫が昨晩他の男に飼われてたよ 処女の血は甘くて美味しいってバイト先の店長が 舌なめずりした先にカッター仕込んで二つに割った あ…

雨が降るようでふらないような 晴れでいて土砂降りのような 曇の隙間に稲光のような たまに滲む青色が幻のような そんな人生の只中で 詰めたペットボトルが栓を開けた 袋とじやおまけの中身を 知ってしまえばつまらなくなるような そんな正解を僕は知ってい…

ない

何かを忘れてしまうのが怖い 忘れたいことばかりの癖に 私の中で私が消えるのが怖い 断片も残らないくらい 過去に囚われて 記憶を失くして 指を指されて おかしい人だと笑われて それでも町中を徘徊して 行く宛もなく徘徊して 孤独で何も無く 人に迷惑だけを…

緊張と重度の責任感 何もかも全てがのしかかり 身体中の針がブレる 今まであった痛いこととか 言えなかったことが 澱んで底に溜まっている もう言えないままでいいけど 僕の人生痛いことばっかじゃなかったはずなのに 文にすると口について出るのは痛さと苦…

夜短縮

夜短縮して 夜風を変えて 布団を剥がして 街灯を叩き割って 季節を二足飛びして 紅葉と桜を踏み潰して 街路樹を散々切り倒して 玄関を何度も大きく叩いて 朝を早めて夜を見ない振りで 季節を感じず何も過ごさないで 異常なまでのピンクとオレンジで 留めずに…

14

油絵に絵の具を撒き散らしたい それが良くないことだとしても 何をしても昨日を振り返り見て 吐きそうになる秋を待つような 目薬が口に垂れる感覚で醒める 初恋以外が恋じゃないと三往復 膝に手をついて誰かに謝りたい 許されたいその快楽を得る為に いつか…

いちばんあかるいの

昨日夜明け前をみた 人が夜明け前に次々と夜明けに飛び込んだ しゅわりと泡みたいに弾けた人は くるくると丸まって砂糖菓子になった それがポロポロと地上に落ちて 丸い小瓶に詰められていく お菓子工場の煙突は 今日も煤だらけで その下で工場長と人妻の婦…

風呂

浴槽覗けばパノラマビュー 目眩く世界 湯船に母船 足も付かない翼状社会 背中を流れる泡がヒレになる 怪獣たちをサラッと懐柔 明日からきっとみんなともだち 薄情者は首からちょんぱで 世界はもっとクリーンであわわ。

可愛い女の子をぐちゃぐちゃに虐め抜く そうしたい訳でもないはずなのに 泣きそうな顔で訴える言葉が 耳障りがよくてなんだか素敵な夜 優しさや良心をぐちゃぐちゃに棄ててしまえ そうした先に僕が出来るなら そうやってしまいたいと何日も 泣いては吐いた夜…

八月の終

カップルばっかで嫌になる地下街 わかれた彼女を精神で反芻して 惜しさと愛おしさで狂いそうだ 若さだけで作った価値観 ブレてきたのは酔いの静 何も無くなったと、何度も叫んだ 背が突然低くなった 目の位置も幾分か落ちた 視力は光の速さで落ちた もう3歩…

排水溝やドブ川の中に僕を見た お山座りをして 口から黒い泡を吐いた 僕は溝いっぱいに膨れ上がり ぱん と破裂した 小汚い薬液が散らばって 道路を過去色に染めやがった それを知らん顔した君が 踏み潰して 足跡を遺して行く それは染みになって 吐き気にな…

携帯は鳴らない

天然水が酷く不味くて 吐けない殻だけ 集めて濾した 真夏日の今日は 君恋しさに 線路に飛び出してみたくなる 月の出る晩は 感情のダウンロードに手こずって 軽四トラックに跳ねられる それだけを抱えているんだけど 僕はどうにも 生きていくことも曖昧で ま…

愛している夜の口付けと さよならキッスがおんなじ誰かが 僕の電子体 猫を殺した 通って魔の裏 死にたいの数だけ犯した水色 ぬいぐるみの眼がやけに苦しい フローリングの染み 死ねなかったねと過去の嗤いが 真っ白な紙切れになって 僕を切って 流れる血は …

三分

僕らはイマイチ大人になりきれなかった その皮を被ることをたいへん嫌がった 何にせよ逃げるしかなかった 歳だけはいつも僕らを追い越した やがて僕らは諦めた そうして何もかもを失った 暑い夏には身を寄せ合い 寒い冬には散り散りになった それでも僕らは…

激痛が僕を食べる 頭からバリバリと 腸を喰い破り 身体中を這っていく 眼球をざらついた舌で舐めては 僕の手足をぽんと投げ捨てる 美味しいとこだけ食べられて ぐちゃぐちゃになった皿の上を はみ出すように また僕が 綺麗に乗せられて 激痛は素手で僕を 僕…

加工

僕の出せない音を君が出せるその理由は独善とした僕のことを愛しているからでしょうがほんとの君の口癖はすき なんかじゃなくてもっとさ毒のあるその唇僕がまたいなくなってく 唯一と認めた個体が意味を無くす瞬間貴方は生きてると感じるそうでしょうねえそ…

讃歌

ペットボトルの中は空っぽだった 白が廃を汚した 唐突な回答 総じて無情 易しさは時に 恋愛を生む 混同しているのは いつもの事じゃないか なら僕は 求められるいつもを 空想の中で 出来るだけ 綺麗に 淫猥に それだけ 列上に 銃口を向けられながら 踊れと …

ヨウスミキズナメ

あからさまな劣情 シャンプーの泡がクリームソーダみたい 骨と皮だらけの身体 隙間の肉に箸を寄せたの 爪の間のチョーク 石灰石と精液 浴場にはいつも1人 わたしを慰める私 性行為なんて気持ち悪い 抱擁と接吻で繋がってたい 女の本分は何か問いたい こんな…

あめ

あまみずぱしゃぱしゃ こんくりーとにたまる みぞにさらさら ながれておがわ かえるがぴょんぴょん はじけてきえた トタンいたのむこうがわ はさまってきえた ぼくのあしあと おっかけてはねる ちいさいかえる ひものといきもの まざりあっていきる このあめ…

21時に改札越し、自殺待機の合図が聞こえる

君のいない大都会 中途半端な大都会 国籍豊かで罵詈雑言気味 嘔吐の匂いと甘い洋菓子の匂い 君のいない大都会 知らない他人知りたい隣人 いつもじゃない夢を見た 愛して愛してどろどろでした しどろもどろ奪い合っても 君はいないあの子もいない SNS越しのデ…

普通の中の普通が普通の僕を嘲笑っていようとしてもそうやってまた僕は自己弁護を繰り返すのかい

あああああああああああ僕は僕を見ている僕は唯ひたすらに僕を見ている!!なのに向こう側から僕がまた僕をその目の奥からまた僕が覗いている僕が僕を見た先に僕が鏡台が激しく歪むぽたぽたと何かを青い液体が頬を伝う色が反転する僕を見る僕が僕を笑う僕の…

全体図

世界は僕を軸に回っている 僕が世界を観測しない限り世界はどこにも存在し得ないし 僕が世界を見ないふりし続けると世界は僕に見てもらおうと必死になる 僕が世界を見捨てればそこで僕の世界は終わってしまう たったそれだけの世界だ それだけのものに何故こ…

全方位への痛みだった 僕は何かを失えばどこか壊れてしまうのに 何も失わなければ全てを奪われてしまう 僕自身の手持ち札全てをオールベット 勝手に始まった詰まらない問答だ 一番大切なものが分かっていたはずだった いつの間にか背負い込んでいた死人は重…

陽光

謂れのないあのをんな一人の為に、バスは煌々と待つてゐるのだ。高下駄が五月蝿く高い音を立て殴る。計らずにそれを警告音として轟かせてゐるのか。をんな自身を鉛の塊と揶揄してゐるのか。こんなものなど雑記だ。をんなの唇は照りを出し、腎も六腑も熟して…