生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

散文

人間

徳をひとつ積んだ。 優先座席の前に立っていた僕に座れといいたげに空いた席をおばさん?お婆さん?妙齢のご婦人に譲ったのである。 きっと僕は来世釈迦あたりになるに違いない。 譲った直後頭を下げられたが、僕のお得意の弾丸トークも営業スマイルも何もか…

息詰まり。

「女子ってそんなもんだよ」 これは或る女が僕にかけた呪いだ。 女子って、そんなもの。 その言葉は二十歳になった今でも僕の心に巣食っている。 女の子は美しい生き物だと思った。 美しくてとても汚くて醜くて、そしてそのどれも全てを僕は垣間見れていると…

模倣犯

需要が高い人が好きじゃない。 俗な表現を使って言ってしまうと、モテる女が好きじゃない、というわけだ。 自分の中でどれ程位置が高く、精神を持っていかれた相手とて、世間需要が高かったり、元彼がいたりすると覚めてしまったりする。 夢から覚めるのは一…

よくある話

勉強はいつも僕らを阻む。辛く重い足枷をやっと外すことができたその先で、僕は自分の頭の悪さを痛感した。胸を抉る自身の刃は最深部で腰を下ろしたまま、もう何年も動いてはいない。一度なくしたやる気も、勉強に対する意識も、一行に変わる気配はなかった…

お悩み生くん

ブログっぽい話をする ここ数日割と真面目に悩んでいることがある 洗顔をする時に、目を閉じてるはずなのに毎回目の中に石鹸水が入り死ぬほど痛い しっかり目を閉じてるし、目の方をそこまでちゃんとゴシゴシとしている訳では無い なのに、何故か毎回目の中…

夕方、雨、

ダウニーの香り 土砂降りの雨 暴風大雨警報 透けてるブラ 薄ピンクにレースのブラ 物干し竿に釣られた部屋着 生乾きの匂い 女臭い皮脂の匂い 雨で取れかけの化粧 すっぴんは一重、関係も紙一重 雨宿りに寄ったワンルーム 同じ会社の会計の女 「急に私の部屋…

処女神話

喪服の女はエロい それが普段はふざけたような色の服を着ているやつなら尚更だ 新宿渋谷原宿系のカラフルポップな三十路女 若作りして塗り重ねたファンデが不安定 きゃりーぱみゅぱみゅばりの金髪 メルヘン気取りのワンピース 一転、喪服 メンヘラみたいな目…

3分間

いつもギリギリにバス停に着くはずなのに、無駄に早くついてしまった。 時間の潰し方が異常に下手なため、有益な時間も過ごせず、そうこうしてるうちにバスが来てしまった。 バスの中でも同じだ。 全く同じ曲をひたすらループして一時間を過ごしている。 そ…

無駄遣い

四月にして、まだ電気毛布で布団を温めて寝ている。 誰かの体温が布団にある幸福を知ってしまってから、自分ひとりだけの体温では満足出来ない体になってしまった。 その癖、風呂上がりにはあれだけ温めた布団の温度が嫌になって暑苦しさに蹴飛ばしてみたり…

僕は何も

大学1回の後期に教職をやめることを決意した バイト、人との時間、諸々 言い訳がましく言っているけど僕は死ぬほど未練たらたらで、 教職をやめたことがいつしか心の中に巣食う真っ黒い塊として今も胸の中にある 一大コンプレックスだ 今まで仕方が無いと思…

関係者各位

僕はもう何も考えられません。 誰も受け入れるつもりもないし、誰かに受け入れられることだけをただ待つ雛鳥です。 20歳にして餌がないと駄々をこね泣き喚く巣の中の鳥です。 身体ばかりが大きくなって、いつしかここまで来てしまいました。 どうしてこうな…

晴れ

左手の中三本を火傷した。 親指と小指以外だ。 左手の戦闘力が著しく下がった。 ゴブリンにすらやられそうな勢いだ。 むしろ、宿屋の主人にタイマンで負けるレベルの雑魚っぷり。 ポットからお茶を入れるために給湯のボタンを押す、98℃の熱湯が左手にダイレ…

コンクリート製

何もかけない 何も頭を動かせない 余計なことばかり考えてしまう 有意義なことも何も無い 静かだ、ただひたすらに静かの中にいたい 柔らかな人の肌、肉、感覚 全てを永遠に享受していたい そのような立場につきたい このまま生命つきたい 照合したい 前進を…

はっぴーえんど

長電話をするようになったのは、用事の延長でかけた一本の電話からだ。 なんだか酷く切るのが惜しくて、僕からつまらない話題をひたすらに振ったことを覚えている。 相手は同じ大学の彼女持ち。 スラリと伸びた手足が、生きるために最低限必要なほどの太さで…

ワンルーム、女

ほろ酔いなんかで酔えるわけねえ この雰囲気込みで吐き気がしそうだ 可愛い顔したチョロい女に三本目のほろ酔いを渡されたけど、この甘ったるさに、この場の空気感 俺に押し倒されたいの丸出しの素足に部屋着 モコモコしてる毛が宙に舞って逆に幻想的 笑えて…

僕は僕の正義でなければ、舌を噛み切って死んだとて構わない。 必要なのは僕にとっての大義名分と、自分を納得させられるだけの不自由だ。 どこまで行ったとて、もう歩けやしないのに。

透明なのは

電車がのろい。ゆっくり、ゆっくりと、僕と彼との空間を食って行く。彼はまだ僕に気づかない。深く屈んで、本に目をつけるように読んでいる。鉄の擦れるような痛い音がした。電車が僕と彼を静止させる。僕は足を踏み出した。ホームと電車との隙間をローファ…

わたしがおんなのこでいるための。

朝起きる時は、大森靖子の「きゅるきゅる」で目を覚まして。 「ググってでてくるとこならどこへだっていけるよね!」 歯磨き粉はもちろん子供用イチゴ味。 朝ごはんは食べたくないけどコンビニのツナマヨでいいや。 ふぇのたすの「スピーカーボーイ」を聞き…

くるしいですいま

高校生に殺されてから四日経った。 あれから風邪は悪化の一途を辿り、大学の女のLINEを押したり、消したりする夜だ。 僕から電話やLINEをするのは気が引ける。 ほら、早く。今しろよ、と気持ちばかりが急く。 つまらない時や不必要な時ばかり連絡してくる癖…

葱は添えてね

それなりにモテる女に格好のカモにされたい。 男はこうすれば喜ぶんでしょ、って分かった顔で虐めてくるその横顔に汚い痕をつけてやりたい。 そんな女を彼氏と別れるまでドロドロに骨抜いて、僕しか埋められない型を抜くんだ。 ちょっとの不安と、大きな自尊…

グッバイハニー

居酒屋で隣の席に癌がいた。 そいつは男子グループ4人で来ており、僕は男女混合4人。 これは水泳か?何かのオリンピックか? 僕を追い詰めるナニカか? 細胞単位で震えが止まらない。 動悸がする、息がおかしくなる、洒落てかけた伊達眼鏡が妙にピントが合わ…

巷で噂の彼女と噂

宇宙人をキャトルミューティレーションしたい。 僕がいつまでも搾取されている側なのが癪に障る。 大体宇宙人、宇宙人というけれど、周りの人間と馴染めもせず、話してる単語の意味を理解出来ない僕は大概宇宙人のようなものだ。 宇宙人は地球の生き物に興味…

無自覚無差別殺人

病気の時の人恋しさとそれに反比例して自覚する人間関係の希薄さ。 僕はちょうど今、それを嫌という程味わっている。 じゃりじゃりとした舌触りを、苦味を、堪らなく愛おしいかのように咀嚼して、反芻する。 ひとりぼっちとは、こんな味がするのだ。 簡潔に…

鉄板でタップダンスを

大学の女と異常なまでに趣味が合う。 まあ素敵ね、運命的ね。と耽美的に捉えられる男でもないため、この女はどこからどこまで僕のことを知り尽くしているのだろうと疑問に思った。 どマイナーなアニメタイトル。世界戦争の話題。忘れ去られたお笑い芸人。 何…