生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

上月

全世界から否定された 弾き出された "みんな"の輪に入国拒否された 数人で凝固した それを融解剤で溶かされた 何もかも透過された それだけの人生でした 身体を不意に狂れられた 気持ちが悪くて青を排他 僕には一声すら残らなかった スプライトを飲んで吐い…

結婚賛歌

好きな人が結婚した 好きな人じゃない女を誘拐した どうしようもない感情だった 同情もないほど異常だった 三日三晩立ち尽くした 結婚式場の前でした 僕は白いタキシードを着て 知らない女と手を繋ぎました 繋がれないのは心だけでした 僕を繋いだのは貴方だ…

校生

朝の空気が好き 眩しくキラキラと少し冷たいこの空気が 昼前の静寂が好き 人などまばらで誰も僕を見ないような 曇りの日の空気が好き 温く僕を囲うような 名前を呼ばれるのが好き 綺麗な君に呼ばれるのが好き 優しく心配されるのが好き 涙を流しても知らん振…

出来損ない

ドライヤー後にコンセントを抜く 跳ねた二本の金属部分が人差し指を焼く 付け根が焦げる ジュッ 音が躍る 熱さに身悶え 白く跡になる二本 指輪をつけていた指 跡が線になる 丸く腫れる 汚い指 白い 吐

目覚める

朝四時に目が覚めた 電源の切れた携帯と、知らない男が隣に横たわっていた 本当に知らない こいつが誰かも分からないし、心当たりが微塵もない 昨晩は死にそうな程の頭痛と吐き気に襲われ、フラフラと足を引きずり帰ったはずだ どこにも寄っていなければ、誰…

紙面ラップ

レッドブルで即席天使ロンダリングで画期的端子短所は時には長所になる?ってゆとりみたいな事言ってんなマザファカ!!!!!騙し切れない先生は首切り諭しきれない典型的な逆ギレあーもう積まんね!すまんね!って謝ってばっかでほんとごめんね!またいつもそうじゃ…

後者

ふと気付いた バスの車内に僕以外誰も乗っていないのだ! 時間は九時前半、そんなに遅くもない こんなことは初めてだ なんだか怖くなって、すぐに降りた 辺りは鬱蒼とした霧に包まれていた 丁度、大森靖子のTOKYO BLACK HOLEが途切れたところだった 家まで10…

酔った女は美しい 背水の陣にかかるロック 無駄な梅酒ロック 背後の皮肉 どうしようもないもの 吐き気とウイスキー アルコール度数に比例する情欲 抱き寄せる感覚 口先の半覚 恍惚と連絡 抱き寄せた深刻 肩に寄りかかる芳香と髪触り 長く伸びた前髪と行為 総…

女の子

蕩けるような恋を謳おう 主役は複雑骨折で代打 赤黒蛙と前世に還ると まだ王子にはなれないけど 無駄打ちキッスと相打ちごっつん 継母煮込んで2コンティニュー 慌てる貴方と大体彼方と 既読のつかないLINEスルーして 今夜もベットで枕にソート アインシュタ…

死に方の

僕が死んだとて シビアな話が増えるだけ それを君は誰かに話すだけ 悲哀の種が増えるだけ 別の誰かに愛が映るだけ 大学で席が空くだけ 話したことない人の美談になるだけ 詰まらない取り上げ方をされるだけ 過去をいじくり回されるだけ 踏み荒らされるだけ …

漏声

バス待ち中に後ろの女がどエロい話をしている そういうことさあ、脳が、脳がない あやなんと朝までコース?コース?頑張って、えっ?んーあははっ、よかったやん LINE交換したん じゃーあその場限りってのはあり? なる分にはー きのーのこの辺が痛い もしさ…

夕方が 講義室の窓にくり抜かれ 四角くオレンジを主張している 僕だけを 切り捨てて走るこの泥舟は 君の心を持ち去るのか 僕だけが 居なくなったこの世界は 違う敵を探し 上手く回っている そうして僕らは 空虚になって 僕はただ1人 空洞になって 空っぽの街…

四時、悠にて

白熱灯が 僕の失態を惨めに晒す 出来うるだけ美しく装ってきたつもりだけど 僕の醜さは皮膚では隠せない 教壇の女が何やら煩いが 僕には全く関係ない 隣でがたがた震える自尊心が 何かを相当に掻き立てる こんな奴の為に僕はここに居るのだ 認めるだけで世界…

雲雀は漸う白く、痛、苦しくも浮く ⑴

「僕、全知全能じゃなくなっちゃった」 芦ケ谷は拍子抜けするくらいあっけなく言い放った 僕も薄々気付いてはいたが、いつも軽薄な芦ケ谷の口をそう動かせてしまうその事実が少し怖く感じる 芦ケ谷がソレを話そうとしないから、想定の域を超えなかっただけだ…

傍には早々厄、端をかしく誘う

芦ケ谷は青に飲み込まれた空白の夕方を、語ろうとはしない あれから一度たりとも僕から離れたことも無い 前まではふらりと何処かへ行っては名前を呼ばれるまで帰ってこないこともしばしばあった 今は何をしていても、芦ケ谷はぺたりと僕にくっついてれろりと…

不和には症状危虞、又懐(ゆか)しく痩躯

芦ケ谷がズブ濡れの身体を引き摺って、床を這いながら還ってきた 飲み込まれて数日経った真夜中のことだった 酷く濡れたように見えたソレは、全部何かの血液だった ズルリズルリとモップのように這いずり回っては床に跡を残していく 寝室は赤に塗れた 右脚は…

永久には偶像二拍、又愛しく遠く

同じ大学の奴らは僕を見ない 口を聞かないどころの騒ぎじゃない、まるで僕を認識していないかのように、物事を進ませていく まるで透明人間になったみたいだ 芦ケ谷を飼うまではそうだった、そう 僕は全知全能を手にした さながら禁忌の林檎にむしゃぶりつく…

帳は想像欠く、又均しく仰ぐ

「ちょっと世界を変えてみようか」 いとも簡単に芦ケ谷は言ってみせる そして本当にこいつはそれをやってのける そういう男だ、そういう男を僕は飼っているのだ 優越と自尊心をうまい具合にくすぐるこいつの全能感は、僕のことを異常に気持ちよくさせる この…

皮剥

布団の中に入って体に悪そうな光を浴びる 視界の端に、ふと自分の人差し指が見えた 爪の下の薄皮が、まるで切り取り線のように白く線が引いてある おもむろに左手で薄皮を捲る ぺりぺり ぺりぺりぺり 薄皮は一枚の皮になって剥がれていく 不思議と痛くはない…

半信半疑

僕は夜中の店内で独り立っている なんてことは無い 取り残されてしまったのだ 警備員も居ない 時間だけが経っている そうだな、仮にこうしようか 僕の今いる店の中を誰も気付かない不可視の空間としよう そうすれば、僕が発見されないのにも理由が出来た そ…

垢白

僕の水晶は 透明な皮膜に覆われている 双眸は硝子玉 屑の成れの果て 良く似た他人 非情に余剰 睡眠は不要 浮遊と蜉蝣 住所不定の大人の神様 子供には見せない 群がる教師 僕だけのセンセ 余白と孤独 埋めてあげるから さ、仰いで

帳は騒々しく、又等しく青く

どうやら昨晩の邂逅は まだ誰にも気付かれていないらしい 夜中まで及んだそれは この世界を根底から覆してしまうような そんな滑稽さを孕んでいた 最近時間が二秒遅れていることに気がついた やがてそれは三秒になって 今は42秒の手遅れ 針が少しずつズラさ…

蒼蒼

全く、いつ頃からかは分からない 僕の中にたくさんの人間が棲みつきだした そいつらは信じられないほど身勝手で、縦横無尽だ 僕が止まれと言っても歩くし、静かにしろと言ったら騒ぎ出す 望んだとおりにも動かず、無理やり押さえつけるとぎこちない動きで口…

雲泥の中で金塊を見た 砂金と言うには大きすぎて 金塊と言うには無数過ぎる 自分の持っている大きな水晶が 金塊に反射してキラキラと輝く 時には紫に、青に、白に、透明に それはやっぱり綺麗で 僕は金塊を見ないふりした

ジャラ銭

バイト中、異変に気付いた 小銭が酷く汚いのだ どれも黒ずみ、真っ黒になっている 端の方など、ほとんど読めない インクなのか、何なのか なんの汚れかも全くわからない 客が金を支払う 僕はそれを義務的に受け取る その小銭もまた、酷く汚い 同じバイト仲間…

親娘

夜中にお風呂を上がった 母親がいる居間からテレビの明かりだけが漏れる 母親が何かを話し続ける声がただひたすらに聞こえた 私はとても怖く思えた 私に話しかけているのか、独り言なのか何も分からなかった 扉を開け、居間に入る 敷かれた布団の上でぺたん…

ことばあそばれ

夕方に追いつこうとする帳に 堪えきれず螺子を吐く 死に体を希う僕の僕は どうやら本当に亡くなったらしい ドライバーが上手く嵌らず 饒舌に口上を垂れ流す 恩情など講師の背には寄る辺もないが 何故だか瘠せたその骨には 空洞と虚動が背中合わせだ 疲労を謳…

光彩

定刻少し前にやってきたバスに乗車すると 乗車口の数メートル前でカップルが別れ話をしている 内容は聞こえない でもきっとあれは別れ話だ 男は柵に腰掛け、制服姿の女子高生と話し込んでいる 両方若い 男の格好はジャージで緩い 男は涙目で手に持ったコンビ…

780円

夕方の拉麺屋で立ち止まる 木目調の手動ドアを開ける 壁一面に心得なるものが描かれている やけに達筆で力強い つけ麺を注文 200gが胃に滑る 味が少し分からない 店の善し悪しでない 僕の身体が秤を落とした 平たいロース豚のようなチャーシュー 口の端に残…

そうしていいと何かがいう

幼稚園児達の群れに出会った 母親たちの小気味のいい笑いが聞こえる 練習でもしたかのように 一部のズレなくひたりと 園児達は口を揃えて 「皆さんそれではさようなら」 合唱のように 調子ハズレの音が鳴る 社会はこうあるものだと 見せつけられているかのよ…

閃光

ふとした視線の端に爆裂は起こる まるで原子力爆弾だ 小学生の時に見たヒロシマの映像のような光に延々と囚われ続けている その度に僕は目を伏せる 恐ろしく溶けそうな身体を 融解し続けるヒトゴト 僕はいつもあの苛烈な光に追い回されている 講義中、バイト…

ことばあそび

ポップなカルチャー 遊ぶよ春ちゃん 目覚まし1個 口減らしに100個 可愛いの押し売り 機会は商法 会いたいは5億 廃退の誤読 独立詐欺師 メロンパンと帰国子女 鬼哭啾啾 僕を喚べ 転売済みの精神 傷んだ爪先 今夜のお遊び 夕に流るるは雲ばかり

軸甘い

軸甘い 今昔最強の迷惑信者と はんなり教者が 朝顔の弦で ど低脳 脳足りん共 ミキサーでかき混ぜたような声 嘔吐とい・ろ・は・す 瑞ばかりを飲んでは噎せる 日和見感染 英語の歌詞と劣等感 理解出来ない? 言語の違いで分からない 失くした女のイヤリング 1…

ワタシの文学を 簡単に分かってたまるものか さらさらと紐解かれて 分かりやすいと教材にされ そんな文学を 多数に響く文学を こんな教養のない無学問な男だ 賭けもしない つまらない男だ 安定が叫ばれる世の中で 就職すらまだしていない成人の男だ 責任も何…

くち

悪口を覚えたのはいつからか 隣で女が笑ってらあ 静かに女は微笑んで 身ぐるみはいでも知らん振り なんでせう これは一体なんでせう 歯型に唾液 耳に型付き 採られた両親 早々夢は拭い取られて 女と背徳 知らないんでせう

夜遊

妄想の凡人共 選択肢によく常駐 混濁しに欲情中 つまから端まで 沼、殻、柱で僕らができている つまらないことを言うのはやめなよ 愛の言及 よく似た顔立ち 人様もどきの化け物成 爪皮剥いで指輪の成り立ち 肉中こそげ落として留置所、溜り場 ハイドアンドシ…

元カノと音楽 #1

初めて人をしっかり好きだと認識したのは小学3年から中3までの人。 僕を盲目的なまでに恋にどっぷり浸からせた相手だけれど、中身は聖人君子。 優しさの塊。 未だに僕の心に美しい思い出として奥深くにすくっており、恋心の創造神。 この人を思い出す曲が DA…

そうだね

たまに過去を収集する 過去であった人間、出来事 全てを両の手で手繰り寄せて巻き取る それは何本もの糸になって 意図になって あの過ぎた日々を行き過ぎた日々を 過ちも誤ちも 糸を巻いて 糸を引いて 意図を撒いて それは今の僕を鈍らせる 昂らせる ブレさ…

よる

最近幻覚が酷い どうやら飯に何かを混ぜこまれているようだ こんなことはおかしい これはないだろう 液体にすら何かを溶け込まされている 味がしない 空気に何も味がしない 見えないものが見えすぎる 真暗闇が怖すぎる 駅のホーム 改札口 一本道のその先に …

僕が歩くと□□は3歩先を行く 慌てて追いかける 彼はまた5歩進む 距離はいつまでたっても縮まらない 妄想の□□はいつも僕を見ない 2年前のままの姿で、歳をとるという概念もない □□はいつまでも美しい 言い訳をしない いつまでも誰かに飼われている 時間を他…

寒さに閉口

あなたのことずっと見ています バス待ち装い従業員出入口を凝視 まだ電気のついているフロア シフトの割合 入る曜日の確率 割り出し計算 寒さに閉口 噛み潰すコンビニのホットスナック 寒さに閉口 五月の冬 あなたは見えない まだ明るいフロア がたがた震え…

喪失

人間は欲張りだ 僕も君もきっと相当の欲張りだ 欲しいものを数えては一つ一つコレクションして また手に入れて、要らなくなって 新しいものを欲しがって余らせる 世界は飽和状態だ そうなってしまったからもう 本当にどうしようもない今日 僕をひとつ消して…

たすけて

昨日深く切ったはずの指が全く痛くない 痛さが途端に消えてしまったみたいに 何も感じない 失ったものが今頃僕を嘲笑ってきた 今すぐほら、必死に地べたを這いずって手に入れられないことを知るためにもがき苦しめと そう言って 本の底から呼んでいる 死にそ…

目覚めない

僕はめちゃくちゃなことを言う パッと意識が飛ぶような とんでもない一幕に落ちたい 普通の人間なら目が合うだけで逃げてしまうような そんなランデブーに身を浸したい 僕が酷いことを言う時 君は少しも冷たくない声で、そういうところ嫌いじゃない、といっ…

ゆめゆめゆめ

夢を見た 昔バイトが同じの長身のメガネ男子が実は湖畔にある店の跡取り息子で、トントン拍子に交際が決まり、片時もそばを離れない夢 夢の中ではそれが当たり前のようで 優柔不断でさえないあの人が、なんだが綺麗で素敵に見えた 夢の中はいつも身勝手で私…

罪数え歌

いかにも可哀想な被害者諸君 夜の奴隷で柔らかの下僕 僕の手足で滑らかな舌触り 憂鬱の姫にタップダンス 下劣な想像の使途に 何度も逢瀬を重ねた褥 品のない大腿 細すぎる胸骨 吐露した白濁 代替は碎く 月は脆く 教範の誤植 愛された自慢に 廃された襦袢 ア…

世界真実

曇天だ 空が落ちてきそうだ どうせハリボテの世界だ 水平線にはガラスの壁がある 宇宙には宙吊りの恒星たちがいて 宇宙飛行士は飛んだ詐欺師だ 目眩は記憶の改竄だ 目覚めはリセットだ 明日は能無しだ 僕らはモルモットだ もっと歯車を寄越せ 僕が綺麗に回っ…

要らない夜

同じ言葉ばかりを言ってきて、僕を自己肯定がわりに使う女が嫌いだ ねえ、可愛そうだよね 同意を求めて、同情求めて それで生きていけるんだから人生カルピスより甘いよな 俺にだけ降ってきた土砂降りを、スパンコール付きのクラッチバッグで器用に交わして …

目眩がした 気分が悪い バイト中、切手をちぎる手が震える もう薬物中毒者みたいに、とんでもなく震える 客が僕を不審に思う 目の前が白く靄がかっている 今夜も寝れない お風呂上がりの目眩も 湯気のようにぼやけることも 最近の日常で まともに立って歩け…

体が限界を訴えだした 頭はなんだかぼんやりし、体がとても重く動かない 目の前は少しかすみ、これが現実なのか夢なのか分からない 視線の端にぼんやりと見える これが自分の部屋なのかすら分からない カーテンが開けられている しかしここには誰もいない 一…