生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

あさ

カーテンレールの隙間から ぼんやりとした光がこっちを見ている 覗き込むように 朝を少しずつ確認するように じわりじわりと侵食してくる 光はまだ僕に及ばない カーテンレールと戯れているだけ 反射してエアコンまでもが影を濃くする その影に手先が馴染ん…

キヨウユメ

無駄に年だけを重ねてしまった僕の夢に 学生のままの君がいた 無茶苦茶なことを 絶対言わない君の口が すらすらと動いて 怖くなって拒絶した僕に 眩しい光となって目が覚めた あれを受け入れていれば あれに重ねてしまえば 現実なんてもう失えてしまえたはず…

買ったばかりのゲームにも手をつけない データを速やかに移行しては破棄す 縦折山折を完全無視して鶴だけを折る 落書き帳に講義の板書きを書く 定期代で溝蓋を買う 家には溝が一つもない 団地の横で泣く猫の横腹を凝視す 蠢くは赤子か隣人か 何も知らないと…

寝言

暴論の上に暴論 伏線の下に伏線 破水したようだ僕の夢が 柔らかく煮込んだ左耳みたいだ 相乗効果で自殺を誘おう 君んとこの猫が昨晩他の男に飼われてたよ 処女の血は甘くて美味しいってバイト先の店長が 舌なめずりした先にカッター仕込んで二つに割った あ…

起床

おはよう日本 こんにちは僕 さよなら夜中 挨拶だけを片手分数えて 僕は明日も何かとさよなら

ちらばる

電波のない生活は僕を殺す 愛の無い新婚生活みたいなもの 新婚なんて僕に訪れるか まあ、どうせ そんなもの 他人を見て舌噛んで死にたくなるだけ ゼクシィって人殺せるらしいな あれだけの強度と重みだ そりゃそうだろう 僕は結婚が僕と結びつかないことを知…

クも

眠気と鳴らない携帯電話 僕の朝はそれから始まる 着信履歴に目を通しても なんだか虚しくなるだけだし 外は土砂降りなのに 部屋の中より明るくて 分厚い雲に隠れた太陽が 存在感を主張している 明日も明後日も この部屋で目を覚ましたいけれど 何も上手く行…

雨が降るようでふらないような 晴れでいて土砂降りのような 曇の隙間に稲光のような たまに滲む青色が幻のような そんな人生の只中で 詰めたペットボトルが栓を開けた 袋とじやおまけの中身を 知ってしまえばつまらなくなるような そんな正解を僕は知ってい…

ない

何かを忘れてしまうのが怖い 忘れたいことばかりの癖に 私の中で私が消えるのが怖い 断片も残らないくらい 過去に囚われて 記憶を失くして 指を指されて おかしい人だと笑われて それでも町中を徘徊して 行く宛もなく徘徊して 孤独で何も無く 人に迷惑だけを…

キャリーバッグは見つからない 入れるものは同棲類 どうせ衣類 よくわかんないとこのシャンプー コンディショナーは美容院の ちぐはぐすぎて気持ち悪い 百均の容器に詰め替えても 下から浮く気泡が馬鹿らしい スライドも何もかも用意できてないし 荷造りなん…

今日

海外に行きたくない 閉鎖的な僕のこころ これ以上誰もいれたくはない 鎖国的な僕のこころ 車にはすぐ酔う 匂いにも酔う 割となんでも酔う この国にいても閉じているのに 月を見ても欠けてるか満ちてるか それだけと それすらも怪しいのに 窓の隙間が秋を 夜…

緊張と重度の責任感 何もかも全てがのしかかり 身体中の針がブレる 今まであった痛いこととか 言えなかったことが 澱んで底に溜まっている もう言えないままでいいけど 僕の人生痛いことばっかじゃなかったはずなのに 文にすると口について出るのは痛さと苦…

桶の湯を浴びながら 別れた女のことを思い出す 僕が何を言っても 頭の隅から離れない 結果論だけが青く横たわる 僕は前よりずっと不自由で やめた やめよう こんな夜に こんな寒い夏の夜に そんな話 鏡に映った自分が濁って見えない 剃刀を無理やり傷口に這…

意思

手が固まった まるで彫刻みたいだ 感覚は未だない 美術の教科書に出てきた手をふと思い出す 僕の手なんかとか似ても似つかないけど iPhoneのカメラロールに保存するほど 好きだったなあ 固まった手は動こうとしない 筋肉痛や変な痛みが手に走る 両手が固まっ…

夜短縮

夜短縮して 夜風を変えて 布団を剥がして 街灯を叩き割って 季節を二足飛びして 紅葉と桜を踏み潰して 街路樹を散々切り倒して 玄関を何度も大きく叩いて 朝を早めて夜を見ない振りで 季節を感じず何も過ごさないで 異常なまでのピンクとオレンジで 留めずに…

ニュースがミサイルで盛り上がっている 僕は今日死ぬのかなと思ったら、そうでもないらしい アラートの音が不気味で怖いと話題だった その音は一体なんの音なんだろう もしかしたら誰かの叫び声 何かの警告音 誰かのメッセージ 記号化された死の宣言 そんな…

14

油絵に絵の具を撒き散らしたい それが良くないことだとしても 何をしても昨日を振り返り見て 吐きそうになる秋を待つような 目薬が口に垂れる感覚で醒める 初恋以外が恋じゃないと三往復 膝に手をついて誰かに謝りたい 許されたいその快楽を得る為に いつか…

いちばんあかるいの

昨日夜明け前をみた 人が夜明け前に次々と夜明けに飛び込んだ しゅわりと泡みたいに弾けた人は くるくると丸まって砂糖菓子になった それがポロポロと地上に落ちて 丸い小瓶に詰められていく お菓子工場の煙突は 今日も煤だらけで その下で工場長と人妻の婦…

#最近聴いてる曲

【tofubeats】 WHAT YOU GOT 【ゲスの極み乙女】 小説家みたいなあなたになりたい セルマ 私以外私じゃないの サリーマリー 心地艶やかに 影ソング サイエンディティ シリアルシンガー 【Lyu:Lyu】 君から電話が来たよ Y 文学少年の憂鬱 【Maroon 5】 THIS…

いとま

好きなアイドルが交差点でキャッチに怒鳴った そんな短い動画をループした 終わってもまた始まって 怒鳴り声と女の笑い声が反響した その動画の中は別世界みたいだった バイトで痛めた腰が痛い 頭の奥がぼんやり痛い 怒鳴る女が僕は苦手で 動画の中のアイド…

マドロミ

布団の周りは濁流だ 足を踏み入れたら死しかない 僕の土地はここだけ それも借りたものだ 本当に僕のものなんて この世に果たしてあるのだろうか 冬物のコートがかかったままのハンガー 春も夏も秋も冬もごちゃ混ぜに 欲しいものばかり増える僕の 視界を小鬼…

風呂

浴槽覗けばパノラマビュー 目眩く世界 湯船に母船 足も付かない翼状社会 背中を流れる泡がヒレになる 怪獣たちをサラッと懐柔 明日からきっとみんなともだち 薄情者は首からちょんぱで 世界はもっとクリーンであわわ。

可愛い女の子をぐちゃぐちゃに虐め抜く そうしたい訳でもないはずなのに 泣きそうな顔で訴える言葉が 耳障りがよくてなんだか素敵な夜 優しさや良心をぐちゃぐちゃに棄ててしまえ そうした先に僕が出来るなら そうやってしまいたいと何日も 泣いては吐いた夜…

八月の終

カップルばっかで嫌になる地下街 わかれた彼女を精神で反芻して 惜しさと愛おしさで狂いそうだ 若さだけで作った価値観 ブレてきたのは酔いの静 何も無くなったと、何度も叫んだ 背が突然低くなった 目の位置も幾分か落ちた 視力は光の速さで落ちた もう3歩…

排水溝やドブ川の中に僕を見た お山座りをして 口から黒い泡を吐いた 僕は溝いっぱいに膨れ上がり ぱん と破裂した 小汚い薬液が散らばって 道路を過去色に染めやがった それを知らん顔した君が 踏み潰して 足跡を遺して行く それは染みになって 吐き気にな…

携帯は鳴らない

天然水が酷く不味くて 吐けない殻だけ 集めて濾した 真夏日の今日は 君恋しさに 線路に飛び出してみたくなる 月の出る晩は 感情のダウンロードに手こずって 軽四トラックに跳ねられる それだけを抱えているんだけど 僕はどうにも 生きていくことも曖昧で ま…

愛している夜の口付けと さよならキッスがおんなじ誰かが 僕の電子体 猫を殺した 通って魔の裏 死にたいの数だけ犯した水色 ぬいぐるみの眼がやけに苦しい フローリングの染み 死ねなかったねと過去の嗤いが 真っ白な紙切れになって 僕を切って 流れる血は …

支離滅裂

失くしたものはどこだっけ わかんない分かんない お湯の中かなあ 一方的な愛を向けられないと 愛してるかも信じられない 欠陥だらけの人間なの どうしようもないの私なの 静けさと口付けして 何か を得た それはとってもいらない孤独 それはきっと微睡みの中…

朝起きると 自分は細長い筒のようなものに入れられていた 上には蓋がしてあり出られない 体を思い切り揺らすも それはピクリとも動かず まるで重たい石でできているかのように 重圧と恐怖心を一身に煽っている 背中を何度も起き上がるように擦り付ける 背中…

三分

僕らはイマイチ大人になりきれなかった その皮を被ることをたいへん嫌がった 何にせよ逃げるしかなかった 歳だけはいつも僕らを追い越した やがて僕らは諦めた そうして何もかもを失った 暑い夏には身を寄せ合い 寒い冬には散り散りになった それでも僕らは…

激痛が僕を食べる 頭からバリバリと 腸を喰い破り 身体中を這っていく 眼球をざらついた舌で舐めては 僕の手足をぽんと投げ捨てる 美味しいとこだけ食べられて ぐちゃぐちゃになった皿の上を はみ出すように また僕が 綺麗に乗せられて 激痛は素手で僕を 僕…

加工

僕の出せない音を君が出せるその理由は独善とした僕のことを愛しているからでしょうがほんとの君の口癖はすき なんかじゃなくてもっとさ毒のあるその唇僕がまたいなくなってく 唯一と認めた個体が意味を無くす瞬間貴方は生きてると感じるそうでしょうねえそ…

讃歌

ペットボトルの中は空っぽだった 白が廃を汚した 唐突な回答 総じて無情 易しさは時に 恋愛を生む 混同しているのは いつもの事じゃないか なら僕は 求められるいつもを 空想の中で 出来るだけ 綺麗に 淫猥に それだけ 列上に 銃口を向けられながら 踊れと …

ねこ

猫を飼い始めた iPhoneの中の話だ 餌をやって遊具を設置して しばらく経つと 猫がやって来る カチカチカチ ニャー BGMは煩いので OFFにした BGMがわりにミュージックから曲を流す イヤホンからデスボイス その中に混じって 猫たちはニャーと鳴く 猫も犬も リ…

風邪引いた

身体中が痛い 特に下腹部が重くて痛い 腹が痛い 体が痛い 頭が重い 酷く寒い 熱が熱い だけど甘い 酷く苦しいことの後だから きっと甘い 開けられたばかりの飲み口も 私の頬を包むための両手も

ヨウスミキズナメ

あからさまな劣情 シャンプーの泡がクリームソーダみたい 骨と皮だらけの身体 隙間の肉に箸を寄せたの 爪の間のチョーク 石灰石と精液 浴場にはいつも1人 わたしを慰める私 性行為なんて気持ち悪い 抱擁と接吻で繋がってたい 女の本分は何か問いたい こんな…

あめ

あまみずぱしゃぱしゃ こんくりーとにたまる みぞにさらさら ながれておがわ かえるがぴょんぴょん はじけてきえた トタンいたのむこうがわ はさまってきえた ぼくのあしあと おっかけてはねる ちいさいかえる ひものといきもの まざりあっていきる このあめ…

21時に改札越し、自殺待機の合図が聞こえる

君のいない大都会 中途半端な大都会 国籍豊かで罵詈雑言気味 嘔吐の匂いと甘い洋菓子の匂い 君のいない大都会 知らない他人知りたい隣人 いつもじゃない夢を見た 愛して愛してどろどろでした しどろもどろ奪い合っても 君はいないあの子もいない SNS越しのデ…

ハレ

iPhoneを割った 画面があまりちゃんと見えない 文字を打つのに不便さを感じる 割れた隙間から黄色が漏れる ガラスの破片がぼろぼろ零れる きっといくつかは体内へ 10万ちょっとが灰になる バイトを休む 心が病む 早起きして 行かなきゃいけない 中毒患者の朝…

POP

氷をバケツに突っ込んだ 風呂に張ったお湯は62度 やけにグラついてまた足が焼けた どこにも出ない 体は真白だった 浴槽に沈む男の名はない 僕は半分浮遊 浮遊霊 地縛霊ほど不自由でもない 怨霊ほど何かを恨んでもない 中途半端な死だ、何もかも 志も無駄な自…

無駄毎

中途半端な都会を右往左往 僕らはいつも中途半端 酩酊駄句駄句曖昧な存在 お風呂は温い やりっ放しの算数ドリル 書きかけ折れかけ意思自身自信起始 無駄言葉狩り覚えて誰かを責め立てる 自分の範囲内コピー&ペースト 無意識下の殺人 被害者意識の外殻、鋭角…

周囲十位八方塞

僕の周りの女はいつも半生半死 穴の空いたペットボトルに水を注ぎ込んでる 胃にはお得意のデコレート 溜まるのはヘルシー思考のドリンクとビターチョコレート 生クリームに錠剤錠剤 知らない男の唾液と薬液 高身長でもまだ足りない 学歴あってもまだ足りない…

つまらぬ

死ぬほど大好きな人と しなくてもいい決断と 自分がいることに対するどうしようもない苦しみと 吐き気と頭痛と鈍った感覚と 痛くてしょうがない全てと 止められない何もかもと 死んでも戻らない失敗と 生き返らない僕自身と 何も還らない感覚と 嘘つきの隣人…

青少女日記

朝張り切ってポトフを作った お金もないから大学に持っていった ウインナーは冷蔵庫にない 何もかも期限が切れて死んでいる 夜中帰って温め直す 親が鍋の前を通ったから温めてと頼む 遅く帰ってきたくせに人に頼むのかと言われる じゃあいいよと言ったら 人…

カギリ

最近金遣いがめっきり荒くなった お金の計算ができない 前まで周りが引くくらいお金を使わぬ倹約家だったくせに 金勘定も管理もできなくなってしまった それも食費と交通費のみに消えていく 財布の中はレシートまみれで なぜこんなに無いのか毎日計算し直し…

甘ったるい食べ物が嫌い 甘ったるい人間は大好き 僕に甘い世界に囲われていたい 好きなことをして好きな時間を作るために課金する 僕の財布はレシートで溢れて 細かい小銭すら飲み物代で消える 僕を早く殺して 消費するのもやめて したいことも出来ないのな…

理由

締め切り2分前にレポートを終わらせる 自分の追い込まれ症候群に嫌気が差す やりたいことやったもん勝ちらしいけど なら今すぐやらせてくれよ 僕の期待値と君の総合値が噛み合わなさすぎて 目線を体に向けてみた 保健室の僕は今日も早退 それもずっと中学の…

ドロー

夏バテだ完全に 喉が痛い バイトで叫んだせいだ 本当に叫びたいことは何一つ音を失うのに 馬鹿みたいに同じことを叫びつづける こんなに頑張って売り続けたはずなのに 目標数には遠く届かず 焼いた揚げ物が 期限切れで腐っていく 廃棄場に僕を閉じ込めて 生…

駅前

駅前でカップルを見た 22時半のことだ 女が号泣しながらイヤイヤしていた 男は女の両腕を掴み、何度も抱き寄せてはあやしていた 特に美男美女でもない 男の方は少し太り気味で若干おじさんに見える 駅前のポールの裏で熱い口付けを何度か交わしている 女は泣…

他問他答

結局のところ、僕とはなんであるか。突き詰めていったら底に、小さな塊がお山座りのような姿勢で沈んでいるのが視えた。その塊は、崩れ溶けかけながらも何とか人の形を保っているようである。顔の方をそうっと覗き込んでみると、そいつは不可解なことに僕の…