生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

生活

人生まるごとリセットしたくなる

というか、まるごと消し去ってしまいたい

自分が関わった人の記憶ごと

「自分」が消えてしまえばいいのに

安直で簡単で平凡な思考だけど

今日は私もそう思う

長いこと見ないフリした

辞めた会社の人間の

個人的事情が、ふと目に入る

どうでもいい世界のどうでもいい事情

どうでもいい生活

当たり前に生きてるあなた

 

いっそ心臓が

過労死してしまえばいいのに

私は今日も昨日を悔いる

どうしようもない

延長線上の未来に

お得意の

あったら良かったのに、を重ねて

匿名希望

ゲームのオンラインをつけた

名前の変えた君がいた

ペンネームだから割とすぐ分かった

知らない外国人から交換を申し込まれているうちに消えた

夜中のことだ

 

君が好きそうな漫画を見つけたよ

僕はラブソングが歌えないって漫画なんだ

絶対好きだよ

間違いなく好きだ

どうせこんなゴミの掃き溜め

もう読むこともないだろうけど

もし

もし君が

これをまた目にするならば

是非読んでくれ

 

足留まる

私には小学、中学とあこがれの女の子がいた

小学校高学年の頃、転校生としてやってきた彼女は誰よりも何よりも秀でていた

すらっと伸びた手足が小麦色に光る

彼女の存在は田舎の小学生達の中で、ひときわ輝いた

おそらく都会育ちだろう彼女は、言葉遣いもまるでテレビのアナウンサーのような美しい標準語だった

ファッションセンスもほかとは一線を画し、奨学生にしてヒールを履きこなし、透けた靴下や鮮やかなミニスカート、ファッション雑誌の中から抜け出たようだった

もちろん彼女はスポーツも抜群で、走ることを得意としている彼女は、まるで風のように草の匂いを掻っ切って走る

その頃私はそんな彼女に夢中だった

綺麗な姿を見ては惚れ惚れとし、明るく話す彼女の声に耳を傾けた

ほかの同級生達と違い、名前にさんをつけて呼んでくる彼女はなんだかとても年上に見えた

そんな彼女と、バスのロータリーですれ違った

モデルのように伸びた手足が

カンカンと鳴らす ハイヒールに

僕の影を踏みつけられては

子供のままの僕がまた夏に飛び降りる

恋愛

数ヶ月にも渡る物言わぬ逢瀬に

何も起こらぬ世界の全ての

それこそがあなたなんだと気づいて

取り返しつかない午後4時

 

あなたの好きな歌を歌おう

歌詞が死んでしまうかもしれないけど

何オクターブ上げても

マイクに音は入らない

 

壮絶な死に物語のはずだろう

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そうやって世間から爪弾きさ

 

夏が

僕は

僕は 途方もない地獄を

延々と歩いていた

ともすればこの地獄は

永遠と続いているような

そんなふうにしか思えない

渇いた地獄であった

あれほど頼りになった布人形も

お友達の麻袋も

何もかも等しく話さなくなってしまったのだ

そうして僕は

社会生活

おおよその人間的文化生活から

枠を外してしまったのだ

そうだ

降りるのは簡単であった

吐くほど痛い人間関係も

数多の悪口の中に出社していくのも

かつての恋人が

僕のことをもう好きではないことも

そんなこと何もかも

当たり前の平凡の普通の日常の

そのようなものであった

そのようなものから

耐え難くなって

一人暮らしの冷たい床を

這いずり回って出血しながら

僕を罵る多数の女の声と

平凡なダンスを踊っているのだ

会社を辞め、

人間に冷たく当たり、酷く情けない甘言を吐き

薄汚れたコインケースを壁にぶち撒け

生きていくことを自らが困難にした

もうすぐ夏が来るだろう

夏が僕をじめりと殺すだろう

もうすぐ夏が来るだろう

公共料金の督促と、退去命令が

僕の社会生活を完璧に終わりにしてしまうだろう

10万切った銀行残高が

気持ちの悪い僕の前髪が

何もかも

汚く僕を肥溜めにする

夏が来たら

高目

文章を吐かないゴミ屑共め

形容し難い汚い性癖が

並んでこちらを向いてやがる

君はまた それ を書くか

それ に気付いたのが遅かったのか

奥底の心情に、規則的な詩情に

耐えかねたのは君の方なのに!

それでもまた誰かに、それ を綴るか?

君を肯定し、愛しているのは

紛れもなく君だと言うのに

数年前の過去の断片と

混じって消えたそんな僕だ

初版本も

大好きなモヒロも

みんな君が 殺せばいい!!

僕の地名に関する質問を

してきたのはあなただけだった

花の名前の地名だから

そこにはその花が咲いているのと

単純な質問が

僕への興味が

僕の地名を

覚えていたことが

全てが鮮明に

嬉しかった