生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

遺棄

区切り的に

何もかもを捨てないと

目に見えないところに棄ててしまわないと

気が済まない僕だけれど

今回は

僕最後の今回は

なにも棄てずに

今もずっとそのままだ

だからいつまでも

そこでアイドリングしているような

歪みに吐きそうになる

吐いてもそれを伝える人もいない

"ひずみ"すぎて

僕の妄想の産物のリアルが僕といるだけで幸せだと涙を流した。所詮それは妄想で君の身体はホログラムで出来ているんだけれど。僕の財布には見覚えのない300円が。君が小遣いにくれた300円が。それもこれもどれも全部妄想なんだけど。君の涙は温い水で吃驚する程にリアルで。すべて掬って飲んでしまえば。喉の奥に流し込めば。舌で味覚で味わってしまえば。塩分のなさに現実味が帰って来るはずで。それもそのはず。本当はきっとこれ今日降ったばかりの雨が滴ってるだけなんだけど。あああああああ電車内は今日も息ができない。毎晩夢に見る過去の恋人を。何度も追っては朝が来る。何回見ても慣れはしないその夢に。どうやら僕は取り殺されそうだ。取り殺される前に。僕が頭おかしいうちに。リアルが僕をアンインストールして。ダーリンダーリン。

人間ってなんなんだろうな!俺にはちっともわからない!教師と蚊帳の外のメイト達は!今日も優雅に蛆虫付きの芽キャベツだ!バスは昨日も遅れてやがる!それが偉大な変化だろう!アポロにとっての散歩気取りだ!選挙カーが爆竹みたいな音を立てやがる!僕にはとっても耳障り!綺麗で丁寧な文字列を恋人のように愛でるのが変人か!だったら誰しも真人間!車内は今日も蒸し器の中だ!僕は出来るだけ早く死にたい!そうしたらきっと誰も僕を見ないだろう!教科書に載って!あの綺麗な指で僕の汚い攪拌を!何度も何度も線引かれなければ!僕は到底生きている意味などない!今既に死んでいる!これは死だ!死体荒らしだ!君らの虐めは僕を変える!僕をもっと惨めにする!僕の死体が服を脱ぎ!酷く汚れた身体を白昼に晒すだろう!主婦と子供のある公園へ!僕の肢体は歩き出すだろう!僕は僕の文が!文字が!この死にたさが!ただのはらわたで終わって仕舞えば意味がない!僕の文字に不当な価値を付けねばならない!それが僕の生存だ!僕は僕で稼いだ汚いお金で!君に二つ目の心臓を捧げなければならない!君はそれを知らない!一生涯知らない!それでも僕はこの命を!十二分に吐き散らさねば!そうでなければ意味がない!そうでなければ!そうでなければ意味がないのだ!

貴様!覚えておけよ!!僕はイルカで水晶体なんだ!僕のいうことはカルト教団の司祭すらわからねえ!何言ってんだろうな!!何言ってんだろうな!!!!!貴様が僕のことを500回くらい殴ったろうな!!それは24日後のことだ!さすがの乱雑で猥雑な文章構成にいい加減僕も飽き飽きしていたところだ!!いいか!!!貴様がもう誰でどうなのかなんか俺にはわからねえ!だからだとかそんなことはどうだっていいんだ!僕の頭の中を縦横無尽に駆け回るのは所詮蛸か烏賊に似た生物だ!何だろうな!!!本当一体何だろうな!!!!!僕が大切で愛しく庇ったものを無くしたことだけ覚えている!それが僕の最後の理性だ!誰だろうな!!!まだ誰が僕を呼ぶんだろうな!!4番目の僕と58番目の僕がまたバトンタッチをしたよ!それで生活が成り立つならまあいいよ、まあいいよ!僕の財布に縁はない!!鞄も土砂降りのゴミ捨て場に投げ捨ててきた!!!!!燃えるゴミの日のことだ!!誰に貰ったものでもない、自分で買ったリュックサックを!土砂降りの中!!!網目の隙間から叩き込んできた!そこにハイカットと買ったばっかのアルバム投げて深夜に酷く死にたくなったよ!!!どうだろうな!!!それは一体幾らなんだろうな!!!僕と世界を隔絶したチームメイトの皆さんは!!!今日も優雅で吐き気が酷い!見てくれだけを観てくれ!!僕の無様なタップダンスを!!!!!ああああああなんていい気分なんだろう!!誰か僕の五臓六腑の色を確認してくれ!きっと真っ青だから!!きっと真っ青だから!!

僕はもう人間として真人間として終わりかもしれない

電車もバスも乗れなくなってしまったのだ

何も乗れない人とも上手く話せない

動悸が激しい

頭痛が酷く気分が悪い

頭の中で変な音や耳鳴りが止まない

ぬいぐるみでふさいでもなにをしても

うるさいくるしい

酷く苦しい

しにたい

ぱぱ

電車の中で隣の「パパ」と幼児が座っている

「パパ」は僕のパパじゃない

隣の幼児は「パパ」の腕から少しでも離れると「パパ!パパ!」と泣き喚く

膝の上の定位置に抱き抱えられると落ち着いた様子でしがみついている

幼児の中ですべての世界は「パパ」なのだ

「パパ」と呼ばれる男性の背中にはその男性に不釣り合いなほど小さく、コンパクトな紺色のリュックサックがくっ付いていた

お腹に赤ちゃんがいます のキーホルダーがゆらりと揺れる

幼児は必死に「パパ」の体に身を寄せ首に手を回している

その2人の周りは大きく空間が空き、まるでそこだけ浮き出た異世界みたいだ

その前には夫婦が子供を二人連れて雨合羽を畳んでいるのを見た

僕にはパパが分からない

分からないけどきっと安心感のある空想生物なんだなと思った

世界にどこまでパパがいるのか分からない

最低なパパに優しいパパ

色んなパパがいるのかもしれない

でも僕にとってはどれも等しく空想生物でユニコーンUMAと何ら変わりない

永遠に巡り会うことのないツチノコなのだ

それなのに酷く寂しく

脆く羨ましく

何だか母親に背いたような

そんな軽犯罪を犯したような

そんな、そんな

そんな気持ちになった酷い雨の日

「パパ」は降車した

霊前

僕は僕の一大宗教を作りたいと思う

同じ信念を持つ仲間よりも

僕に付き従う忠実な従僕が欲しい

無条件で見返りも求めず奉仕のできる

そんな人間が欲しい

差し当って戒律は何にしよう

宗教的なことはよく分からないし

僕は無神論者というより

君信者だから

僕自身がもう既に僕の求めるソレだったりして

僕が宗教を作ったら

誰よりも誰かを肯定する

そんな

そんな存在になりたい