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生的過干渉

僕の劣情、散文、君への過干渉。

元カノと音楽 #1

初めて人をしっかり好きだと認識したのは小学3年から中3までの人。

僕を盲目的なまでに恋にどっぷり浸からせた相手だけれど、中身は聖人君子。

優しさの塊。

未だに僕の心に美しい思い出として奥深くにすくっており、恋心の創造神。

この人を思い出す曲が

DAYBREAK'S BELL       L'Arc~en~Ciel 

太鼓の達人がうまく、よくゲームをしていた。

カリスマ性が高く、クラス内での地位も上あたり。

誰も彼女に文句を言わず、誰も彼の悪口を言わず。

彼女もまた、人の悪口を言わない人間だった。

僕が恋した中で唯一のまともな人。

 思い出すこともほとんどないけれど、きっとあの瞬間がまともな恋愛の最初で最後だったんだと思う。

これはここでターンエンド。

 

そうだね

たまに過去を収集する

過去であった人間、出来事

全てを両の手で手繰り寄せて巻き取る

それは何本もの糸になって

意図になって

あの過ぎた日々を行き過ぎた日々を

過ちも誤ちも

糸を巻いて

糸を引いて

意図を撒いて

それは今の僕を鈍らせる

昂らせる

ブレさせる

それを直すのが君

それを正すのが君

正せるのが君

壊せるのが君

現状維持なんてつまんないこと言うなよ

いまのきみだろ

よる

最近幻覚が酷い

どうやら飯に何かを混ぜこまれているようだ

こんなことはおかしい

これはないだろう

液体にすら何かを溶け込まされている

味がしない

空気に何も味がしない

見えないものが見えすぎる

真暗闇が怖すぎる

駅のホーム

改札口

一本道のその先に

さっき通ったはずの人間がいない

僕は1秒先に置いていかれている

ひとり、きりの電車内

視界の端のかすか向こうに

まただ

また□

ま□

真四角だ

僕が歩くと□□は3歩先を行く

慌てて追いかける

彼はまた5歩進む

距離はいつまでたっても縮まらない

妄想の□□はいつも僕を見ない

2年前のままの姿で、歳をとるという概念もない

□□はいつまでも美しい

言い訳をしない

いつまでも誰かに飼われている

時間を他人の気の向くままに奪われて

その環境に甘んじている

□□の収集癖は治らない

集めっぱなしの漫画

綺麗に日焼けしない本の中の彼女たち

少女漫画のあんな台詞だって

僕なら君を想うままに飼い殺してやれるのに

ももういいよ

もういいの

君は夢のままでいい

醒めないでいい

いつまでもそのままでいよう

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□

寒さに閉口

あなたのことずっと見ています

バス待ち装い従業員出入口を凝視

まだ電気のついているフロア

シフトの割合

入る曜日の確率

割り出し計算

寒さに閉口

噛み潰すコンビニのホットスナック

寒さに閉口

五月の冬

あなたは見えない

まだ明るいフロア

がたがた震える左手

気持ちが悪いでしょう

まだ目が合わない

喪失

人間は欲張りだ

僕も君もきっと相当の欲張りだ

欲しいものを数えては一つ一つコレクションして

また手に入れて、要らなくなって

新しいものを欲しがって余らせる

世界は飽和状態だ

そうなってしまったからもう

本当にどうしようもない今日

僕をひとつ消してみる

要らないところをひとつずつ

ゆっくり丁寧に

大きくざっくばらんに

そうして決して行ったら

何も残らなくて

遂に僕は

死んじゃおうかと思いました

今夜は素敵な夜ですね

たすけて

昨日深く切ったはずの指が全く痛くない

痛さが途端に消えてしまったみたいに

何も感じない

失ったものが今頃僕を嘲笑ってきた

今すぐほら、必死に地べたを這いずって手に入れられないことを知るためにもがき苦しめと

そう言って

本の底から呼んでいる

死にそうだ死にそうだ死にそうだ

助けて

誰か助けて

今現在の僕がわからない

自分のいる場所、人、モノがわからない

助けて

本当に僕を

救い出して

記憶が混濁して

何歳かも、何に通って、どこで働いて

誰といるのかも

わからない、

僕はどの通過点を通った?

僕は誰に何を抱いた?

厚い眼鏡のフレームと線の細いその身体が

少し高めの声が

優しそうな表情が

素っ頓狂な声が

情けない表情が

僕を呼んでは呼んで

死ぬほど嫌で倒れて僕が逃げだした

あの監獄へと

手招きをしている

違う、これは違う

現実ではない

空想だ

これは空想だ

しかしこの空想は確実に僕を蝕んでいる

僕の知らないところで空想は始まり

僕の知らないところで空想は僕に傷をつける

最早これは僕の手には負えない

手放して駆け回っている

あの場所にもう一度

吐きそうになりながらももう一度

行って、会って、僕にとどめを刺す気だ

やめて

僕を壊さないで

誰か助けて

助けて

助けてよ

僕がどこで何をして

今何歳で

誰と生きているのか

答えを教えて

夢と現実の区別が

そろそろ本気でつかなくなってきたんだ

僕を起こして

起こして

助けて

これは夢じゃない

夢だろう?

夢なんだよな

助けて